御嶽山再生ツアープロジェクト・ワークショップに参加してみた

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はじめに

メマオアチ(こんにちは)。Adjoaです。私は現在、長野県木曽町にて地域おこし協力隊として活動しています。

先日(2022/05/07)、第6回御嶽山de再生ツアープロジェクト・春の八幡神社改善作業に参加してみました。そのときの様子と感想をこちらに記録します。

御嶽山de再生ツアープロジェクトに参加してみたい方のご参考になれば幸いです。

イベント概要

  • 日時 :2022年5月7日(土) 10:00-18:30
  • 主催 :御嶽山de再生ツアープロジェクト
  • 講師 :後藤翔太氏
  • 内容 :八幡神社境内を流れる川の環境改善作業
  • 会場 :八幡神社(木曽町開田高原西野)
  • 料金 :一般:2,000円/木曽郡内在住者・学生:1,000円/小学生以下:無料
  • 参加者:10名

御嶽山de再生ツアープロジェクトとは

近年、全国的に山が持つ力が落ちてきています。土砂崩れの発生頻度が上がっていたり、生態系が崩れてきているのは、そのためです。

「御嶽山de再生ツアープロジェクト」は、木曽の御嶽山周辺にて山の持つ力を元に戻すための取り組みをしている団体です。土の中の環境改善を図ることで、弱った土地の再生に繋げようとしています。

活動エリアは、御嶽山の麓である木曽町です。

作業内容

1. 環境観察

八幡神社では1年前に改善作業が行われていました。その経過観察として、作業を始める前に環境の確認を行いました。前回も参加した方々は「去年よりもミズバショウが元気になった」とか「去年よりも水が澄んでいる」と言っていました。

経過観察をする参加者たち

2. 川底の泥さらい

川底にたまっている泥をさらいます。さらうべき泥は、真っ黒で、ベトっとしていて、臭いのするもの。この泥が川底に溜まっていると、川の水が地中に染み込んでいかないので、土中環境に悪影響を及ぼすのだそうです。

川底の泥さらいをする参加者たち

3. 泥の水切り

川からさらった泥は、廃棄せずに環境整備に再利用します。

泥に含まれる水を濾すために、木の根元に枝をある程度置いて、黒炭を敷き、その上からさらった泥をかけます。さらにその上に落ち葉と炭をかけます。こうすることで泥の水が濾され、泥は砂となるそうです。

さらった泥の水切り

4. 【おまけ】春まつり神事参加

ちょうどこの日、会場である八幡神社の春まつりがありました。環境改善作業参加者も一旦作業を中断して、神事に参加させていただきました。

八幡神社の春まつり

感想

作業自体はなかなか過酷でした。裸足で歩いて地面の硬さや温度の違いを感じたり、川の中に手足を入れて作業したり。5月とは言えまだ寒い開田高原でこの作業をするのは、寒がりの私にとっては辛いものでした。

その他に、印象に残ったことがあります。

これは「堆積学と水文学だ!」というのが、地球科学科出身の私が最初に思ったことです。講師から「堆積学」「水文学」というワードが出てきたわけではありません。でも、間違いなくそうでした。

環境改善の基本になるのは、水の流れや泥の堆積の仕方。それらを考慮して川岸の石の配置を変えることで、川が呼吸できるようにする。これはまさに堆積学の内容。

そして、地中に染み込んだ水がどのようにして地中へ昇り、植物に吸い込まれていくかを考える。これは水文学の内容。

地球科学を勉強すると、こんなふうに環境改善にも知識を活かせるのだなぁ、と知った今回のワークショップでした。

自然と触れ合うのが好きな方や、環境を良くしたい、と思う方にはお勧めのワークショップです。

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