湯たんぽで低温やけどした話~傷の経過と原因~
はじめに
エティセン(元気ですか)? Adjoaです。
先日、就寝時に湯たんぽで低温火傷をしました。その際の経過と苦労した点、考えられる原因をこちらに記録します。
湯たんぽ利用者や、低温火傷を負ってしまった方のご参考になれば幸いです。
※本記事には低温火傷の画像が含まれます。
低温火傷を負った当日
1. 低温火傷に気づくも放置
ある冬の日の朝、脛(すね)の痛みで目が覚めました。脛を見てみると、赤くなっていました。「あ、低温火傷した。」すぐに湯たんぽによる低温火傷だとわかったものの、室温は0℃。本来ならすぐに幹部を冷やさなければならないのに、この寒さの中でさらに身体を冷やすことなんて考えられませんでした。
幹部の痛みはそれほどなく、ときどきジンジンと痛む程度でした。そのため「自然治癒するでしょ」と思って、特に治療も通院もせず、そのまま出かけました。
その日、私はちょうど実家に帰る日でした。家に帰って、ふと火傷のことを思い出し、医療従事者である母親に「そういえば今朝、湯たんぽで低温火傷しちゃったんだ」と幹部を見せました。すると「これはひどい! すぐに医者に行かないと!」と驚かれました。その時点では、幹部は皮膚が赤くなっているだけで水ぶくれも爛れもありませんでした。だから私は、大した火傷ではないと思っていたのです。しかし母は言いました。低温火傷は普通の火傷よりも皮膚の深部まで炎症が及んでいるから、実は深刻なのだ、と。
2. 通院
母に言われるがまま皮膚科に行くと、お医者様から先ほどの母と同じことを説明されました。低温火傷は見た目よりも重症なのだ、と。その場では消毒と抗生物質入りの貼り薬を施してもらいました。
3. 火傷した部分が痛む
痛みを1番強く感じたのは、火傷を負った当日の夜でした。とは言え、耐えられないほどの痛みはなく、時折ジンジンとした痛みを感じる程度でした。
2日目
翌日、経過を見せるために再度通院しました。火傷の跡の、赤くなった範囲は小さくなっていましたが、当日には見られなかった直径2cmほどの水ぶくれができていました。お医者様が言うには、そこまで重症の火傷ではないということでした。早めに病院に来て薬を塗ったのが良かったのだろう、とおっしゃっていました。そして前日と同様の処置(抗生物質入りの貼り薬)をしてもらい、それとは別に抗菌薬を処方していただきました。1日1回、幹部に塗る薬です。
痛みは1日目よりも和らぎましたが、まだ時折痛みを感じるときがありました。
2週間後
火傷の跡はかさぶたになり、痛みはまったく感じなくなりました。傷が治るときの痒みが若干あるくらいでした。
3週間後~1ヶ月後
かさぶたもとれ、傷口は完全に塞がりました。ただ、火傷の跡だけはほんのりピンク色に残っています。年齢のせいかもしれませんが、傷跡はこのままずっと消えないような気がします。
低温火傷して大変だったこと
低温火傷して最も大変だったことは、入浴です。
お医者さん曰く、バイ菌が入るのを防ぐために、幹部を濡らしてはいけないということでした。そのため、入浴時は幹部が濡れないようビニール袋で巻き、テープで固定しました。火傷を負ってから約10日間、毎晩入浴前にこの作業をすることが面倒でした。しかも、ビニールに撒かれた部分が非常に不快でした。
日中でも氷点下となるこの季節、シャワーだけの入浴は難しいので湯船に浸かります。その際、幹部の右脛が湯船に浸からないように片足を上げて入らないといけません。それでも、どうしても隙間から水が入ってきてしまいました。
低温火傷してしまった原因
原因は、脚が動かないほど重い布団をかけていたこと、と考えられます。
私は数年前から冬季の就寝時に湯たんぽを利用しています。湯たんぽで低温火傷をしたのは、今回が初めてでした。普段から湯たんぽはキルティングの袋に二重に入れていて、その上からさらにバスタオルで包んでいます。パジャマも、レギンスと長ズボンで二重のため、湯たんぽが肌に直に接することはありません。
それなのに、この日低温火傷をしてしまった原因はおそらく、布団のかけすぎです。就寝時、毛布3枚、掛布団2枚の計5枚をかけていました。普段よりも毛布が1枚多かったのです。布団が重すぎて、身動きがとれないことは眠る前に感じていました。ところが私はそのまま眠ってしまいました。そのため、入眠時に湯たんぽに接していた脛が朝までずっとそのままの位置にあったのでしょう。結果的に長時間湯たんぽと脛が接することになり、低温火傷になってしまったと考えられます。
最後に
湯たんぽの使用時は、身動きがとれないほど重い布団をかけないように気をつけましょう! そして、低温火傷を負ってしまった場合は、大したことないと侮らずに、すぐに幹部を冷やして早めにお医者さんへ行きましょう。