青年海外協力隊の任期中に辛かったことベスト5

はじめに
Etse sen(元気ですか)? Adjoaです。私は、2014~2017年までの2年6ヵ月間、青年海外協力隊としてガーナに派遣されていました。
青年海外協力隊の募集説明会で体験談を話すと、必ず「任期中に辛かったことは何ですか?」という質問が出ます。答えは決まって、「辛かったことねぇ…あまりないんですよねぇ。だって、日本での暮らしに比べたら天国ですから」。これ、本音です。
とは言え、これから青年海外協力隊に参加しようとしている方は、辛かった話も聞きたいはず。というわけで今日は、青年海外協力隊の任期中に辛かったことを5つ、絞り出してみました。
これから青年海外協力隊に参加したいと考えている方の参考になれば幸いです。
青年海外協力隊の任期中に辛かったことベスト5
【第1位】日本人との関係
圧倒的1位です。
Adjoaは、西アフリカのガーナ共和国に派遣されていました。ガーナには青年海外協力隊員も含めて、日本人が300人程度しかいませんでした。そんな狭いコミュニティの中では、「Adjoaさんが△△さんとどこへ出かけたらしいぞ」なんていう噂がすぐに流れます。
また、ガーナ人は細かいことを気にしないので、コミュニケーションをとる際には気を遣う必要がありません。それに慣れてしまうと、日本人と話すときにとても疲れます。
対策
できるだけ任地に引きこもって、日本人と接する機会を少なくしました。
【第2位】ハマターン
ハマターンとは、毎年12~2月頃に西アフリカ地域に吹く貿易風です。サハラ砂漠の砂が風に乗ってやってきます。日本でいう黄砂を100倍深刻にしたようなものです。
気管支のあまり強くないAdjoaは、ハマターンの時季になるといつも喉を傷めて苦しんでいました。
さらに、砂漠の砂とともに乾燥した空気も運んでくるので、さぁ大変。唇がガサガサに乾燥して、クリームを塗っても塗っても追いつきません。
対策
ハマターンの季節は、どこもかしこも砂だらけ。道路では車が砂を巻き上げて砂煙が発生します。ガーナのバスは窓が閉まらないことが多いため、バスでの移動中が1番危険です。ハマターンの季節は、できるだけ遠出をしないようにしていました。
【第3位】乾季の夜の暑さ
ガーナには雨季と乾季があります。乾季の2~5月はとにかく暑い!
ガーナの家は防犯のためか窓が小さく、風通しがとても悪いです。家にはよっぽどのお金持ちでない限り、エアコンなんてありません。扇風機のある家もありますが、私の家のベッドルームにはソケットがありませんでした。その上、蚊やサソリなどの虫刺され対策のため、蚊帳の中に入って眠らなくてはなりません。夜になると外は多少温度が下がるものの、部屋の中はなかなか温度が下がりません。さらに、日本のように通気性のよいベッドでもありません。
乾季の夜は暑すぎて朝まで眠れない日が何度もありました。
対策
ビニール袋に入った水(ガーナではPure Waterという名で売られています)を凍らせて、それを首にあてて眠りました。停電が続くとできませんが。
【第4位】町中断水2週間
町中が断水! どこにも水がない! ということがありました。
普段なら自宅が停電しても、幹線道路に1番近い家では水が出続けるので、そこからバケツで水を運んでもらって生活していました。ところが、その家ですら断水になるという状況が発生しました。町中、どこにも水がない… 町の人たちは、町に1つだけある池から泥水を運んできて、それで体を洗ったり、洗濯をしたりしていました。さすがに日本人の私にはそれができず、断水中は常に水のことを考えていました。
2週間後にようやく少しずつ水が出るようになって、なんとか生き延びることができました。
対策
任期の序盤に特大サイズのバケツを購入して、日頃から水を溜めておきましょう。
【第5位】自分の家だけ停電2週間
自宅でボヤを起こしてしまい、家の電気配線が焼け焦げるという事件がありました。当然、家には電気が通らなくなってしまいました。電気会社にお願いしたものの、待てども待てども修理に来ません。夜、真っ暗な部屋から外を見ると、明かりの灯った家で子どもたちがおしゃべりしているのが見えます。それを見たら、「どうして自分だけ…」ととてもみじめな気持ちになり泣けてきました。
それを同僚に話して泣きついたところ、電力会社に電話してくれて、ようやく電気を通してもらうことができました。
対策
途上国では日本のように1本の電話でかけつけてくれる、ということはありません。何度もしつこく電話をかけて、早めの対応をお願いしましょう。
最後に
1つ目の「日本人との関係」以外は、些細な問題です。耐えられないレベルの辛さではありません。冒頭にもあげたとおり、日本で暮らすことのほうがよっぽどストレスです。
青年海外協力隊は「良いこと:辛いこと=99.9:0.1」くらいの割合です。もし、参加してみたいけれど不安、という方がいたら、怖いものなんて何もないよ!と声を大にしてお伝えしたいです。