「2030SDGs」を体験して学んだこと

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はじめに

メマオアチ(こんにちは)! Adjoaです。昨日(10/23)、「2030SDGs」というカードゲームを通してSDGsを学ぶワークショップに参加してみました。そこで学んだことをこちらに記録します。

SDGsについて学びたい、教えたいという方のご参考になれば幸いです。

講座の概要

「2030SDGs」とは

概要

「2030SDGs」は、SDGsを学習するためのカードゲームです。SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験することができます。

多種多様な価値観・目標を持つ国や人のいる世界で、世界がどのように発展していくかをカードゲームを通して理解することができます。

ルール

ゲームでは、以下のようなカードを使用します。

  • ゴール条件 :最初から配布される。各チーム(国)ごとに異なる
  • プロジェクト :最初から配布される
  • TIME(時間) :最初から配布される。プロジェクトを実行することで減ったり増えたりする
  • お金 :最初から配布される。プロジェクトを実行することで減ったり増えたりする
  • 意思 :最初は持っていない。プロジェクトを実行することで手に入る

カードの他に、「世界の状況メーター」があります。これには、以下の3つの項目があります。

  • 経済
  • 環境
  • 社会

プロジェクトを実施することで、これらのメーターは増えたり減ったりします。このメーターの値が一定値以上ないと、実行できないプロジェクトもあります。

自分のチームはもちろん、このゲームに参加しているチーム全員のゴール条件(目標)を達成することが、このゲームで目指すところです。

詳しくは開発元「一般社団法人 イマココラボ」さんの公式サイトにてご確認ください。
https://imacocollabo.or.jp/games/2030sdgs/

「2030SDGs」で学んだこと

1. 経済の発展を重視すると世界のバランスが崩れる

プロジェクトを実行するにつれて、世界の状況メーターの値は変化していきます。

ゲーム序盤、どのチームも自分たちがゴールを達成することに必死になり、世界の状況にはあまり気を配っていませんでした。気付けば、「経済」の値は10を超え、一方で「環境」、「社会」の値は0に…。

いや。世界のバランス崩壊に、みんな気づいてはいたのですが、どのチームも気づかないふりをしていた、と言う方が正しいかもしれません。どうすれば良いかわからなかったチームもあれば、自分たちだけバランスを整えるように動いても、ほかのチームがそれまで通りの行動をしたら意味がない、と考えたチームもあったかもしれません。

2. 足るを知る

2030SDGsでは、チーム(国)ごとに「ゴール」が定められています。ゴールは、「大いなる富」、「悠々自適」、「貧困撲滅」などです。

どういう状態になったら、自分は幸せ=ゴールなのか?

これを明確にしておくことが、とても大切だと感じました。たとえば、個人であれば、貯金が何円あれば十分とか、とか。これがないと、自分の満たされるポイントがわからずいつまでも求め続けてしまいます。もしかしたら、使いきれないほどのお金をすでに持っているかもしれないのに。

さて、なぜ自分の満たされるポイントを知る必要があるのでしょうか。

3. 自分が満たされると、周りを満たしたくなる

マラソン大会を思い出してみてください。

自分がゴールに到達した後、まだゴールしていないランナーを応援した、という経験はありませんか? 人生や国家でも、これと同じことが起こります。

自分が十分に満たされると、今度は周りのまだ目標を達成していない人たちを手伝ってあげたくなります。ゲームを体験中、「あなたたちのチームは何が必要ですか? 私たちにはもう必要のないものなので、お譲りします」というシーンが何度もありました。

よく、「コップの水が十分に満たされていなければ、他人に分けることはできない」という表現を耳にします。まさにこれだ、と思いました。誰かを満たしたい、と思ったら、まずは自分が満たされることが大切だと学びました。

4. 目標を周知する

「誰かを満たしてあげたい」と思う人がいるということは、目標を達成していない人は、それを大いに声に出すべきです。

「私はこういうことを成し遂げたい。でも、あと〇〇万円足りません!」と周囲に伝えることで、それを知った「満たされた人」が手を貸してくれる可能性は高いと、このゲームで感じました。

5. 進捗確認で進行方向を正す

このゲームでは、途中で「進捗確認」の時間があります。そこでは、各チームの進捗状況と世界の状況メーターをチェックします。

ここで初めて、すべてのチームで、世界のバランスが崩れているということを認識します。

また、すでに目標を達成したチームがどれくらいあるかも確認します。

ここから、「自分たちのゴール達成も目指すけれど、同時に世界の状況も良くしていこう」と全員で共通認識を持ちます。

6. 情報共有がより良い世界に繋がる

各チームの進捗状況と世界の状況メーターの値を全員で共有したことで、どのチームも「世界を良くしよう」と一致団結して同じ方向に進むことができました。

また、まだゴール条件を満たしていないチームに対してサポートをするようになりました。

情報を共有することは、より良い世界を作るために重要なことだと感じました。

7. 世界は繋がっている

各チームのプロジェクト実施によって変化する「世界の状況メーター」は、1つしかありません。

どの国も経済を重視した活動をすれば、世界の経済状況は飛躍的に伸びます。

一方で、1つでも環境に悪い活動を進める国があれば、ほかの国がどんなに環境に良い活動をしても、なかなか良い値にはなりません。

世界はすべて繋がっている、ということを感じました。

8. 時間は増えない

このゲームでは、「TIME(時間)」のカードが存在します。「プロジェクト」を実行するためには、このカードが必要です。しかし、ゲームが進行するにつれてTIMEカードは減っていきます。そして最後には、プロジェクトを実施したくても、TIMEが足りなくて実行することができず、どのチームも活動が停滞していました。

そう。SDGsにも期限があります。刻一刻と期限は迫っています。時間がなくなってしまったら、おしまいなのです。

実際には2030年にSDGsが達成できていなくても、地球は存続しているでしょう。しかし、安心できません。私たちが環境や社会のための行動を急がなければ、近い将来、地球は滅亡してしまうかもしれないのです。地球の限界は迫っている、ということを感じました。

まとめ

2030SDGsは、社会が発展していく様子を疑似体験するのにはとても良い教材です。ただ、これだけやっても「今日からSDGsに向けて行動しよう!」と行動に移す人はあまりいないのではないか、と思いました。

2030SDGsと合わせて、具体的な行動に向けたワークもできるとより効果的なワークショップになりそうです。

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