『おいしいかわいい料理写真の撮り方』(佐藤朗/小坂桂 著)で学んだことまとめ

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はじめに

メマオアチ(こんにちは)! Adjoaです。料理が趣味の私は、現在個人的にレシピ集を制作しています。レシピ開発から撮影、編集まで、全て自作です。というわけで料理写真の撮影方法を勉強しているのですが、『おいしいかわいい料理写真の撮り方』(佐藤朗/小坂桂 著)という本が大変参考になりました。本記事では、この本からレシピ集用の写真撮影においてとくに参考になったと私が感じた部分を抜粋してまとめます。

料理写真の撮影方法を知りたい、『おいしいかわいい料理写真の撮り方』を買おうとしている、という方のご参考になれば幸いです。

※Adjoaは写真の初心者です。あくまで本のまとめが趣旨の記事になります。

まずすること

どういう写真を撮りたいかイメージします。イメージするのが難しい場合は、誰かの写真を真似するのでもOKです。

そして、ストーリーを意識して写真を撮影します。ストーリーというのは、たとえば「1人暮らしの20代女性が、休日に遅く起きた日のブランチを家でのんびり食べている」というような具体的なものです。それによって、どんな写真を撮るかが明確になります。

光は自然光で

室内が暗いと感じる場合でも、照明を消して自然光で撮影します。

なお、海岸でのピクニックを演出したいような特別な場合を除いて、直射日光はご法度です。

順光は避ける

食べ物を美味しそうに撮るコツの基本は、斜め逆光で撮影すること。順光だと立体感がなくなり、照りも表現できず、まずそうな写真になってしまいます。

食べ物は斜め逆光またはサイド光で撮影します。料理のツヤを表現するには斜め逆光が最適です。パンや焼き菓子など、料理自体にツヤがない場合、または商品パッケージなど表面の反射を避けたい場合には、サイド光が適しています。

露出補正を調整する

逆光で撮影する場合、写真が暗くなってしまうことがあります。まず1枚撮ってみてモニターで確認し、暗いと感じる場合は露出補正をプラスにして明るくします。明るいと感じる場合は露出補正をマイナスにして暗くします。

F値を調整する

絞りのことで、F値を高くすると全体にピントが合い、下げるとボケを出すことができます

F値を調整する際は、まずカメラのモードをAまたはAvに設定します。

構図

向き

縦の写真は奥行きがあるため、ボケがよく出ます。そのため、写真を印象的なものに見せる効果があります。料理写真には縦の構図が向いています。

横にするのが適しているのは、レシピやメニューなど、説明的に写真を使用する場合です。

アングル

引いて全貌を見せ、真ん中に皿を置き、正面を向かせた写真は、レシピやメニューに使われることの多いアングルです。いわゆる証明写真風のものです。

一方で、料理に寄って、向きを斜めにし、皿の縁をカットしたような写真は、その料理の美味しさを表現するために演出を凝らした写真になります。また、料理の向いている側の空間を広くとると、安定した構図の写真になります。

カメラとスマホの使い分け

スマホは、全体的にピントを合わせた写真を撮ることが得意です。背景のぼかしを細かく調整するのには不向きです。SNSやメールですぐに共有したい、という場合にはスマホでの撮影が便利です。それ以外の場合には、カメラを使いましょう。カメラのほうが画質も高く、十分なボケを出すことができます。

レンズの使い分け

広角レンズ

遠近感が出やすいのが広角レンズの特徴。料理写真の場合、奥のお皿が小さく写ってしまいます。

望遠レンズ

料理の撮影には望遠レンズが適しています。料理や器の形を正確に写しやすいためです。

下地

下地の色が変わると写真の印象ががらりと変わるので、イメージに合った色の下地を選びましょう。

下地は無地が無難です。柄物なら単色または同系色でまとまっている布が使いやすいです。

スタイリング

全部白い器になってしまう場合、1つ色物の器を入れるとアクセントになります。

ケーキやグラタンなどは一口サイズにカットすると「今食べている」ライブ感を演出できます。

花を置く場合、高さがあると料理との高低差が出てしまうので、できるだけ背の低い花器を用います。

飲み物の液面が反射して真っ白くなる場合、黒いレフ板を置いて白い部分を調整します。

お皿は、料理にぴったり合う大きさのものを使用します。料理をお皿に盛りつけた際に余白があると、斜め上から撮影した場合に写真では手前の余白が肉眼で見るよりも協調され、バランスの悪い写真になってしまうからです。

和食のスタイリング

和食の場合、折り目正しく角やラインを揃えると見ていて気持ちが良いので、その点に注意します。

和食には濃紺のクロスを使うと和の雰囲気を演出できます。

箸を置く場合、箸はお皿の手前に置き、箸先を必ず画面の中に入れます。箸先が見えないと、ただの2本の長い棒が置いてあるように見えて、まとまりの悪い写真になります。

野菜のスタイリング

下地に白い布やタイルを使用するなど、写真全体を明るくすることで、野菜のフレッシュさを演出できます。

この本の感想

この本は、料理写真の初心者にとって大変有益な情報ばかりでした。これを読んだだけで、写真の腕が結構上達したと思います。こんなふうに。

◆本を読む前に撮影したコロッケ

Before

◆本を読んだ後に撮影したコロッケ

After

いかがでしょうか? まだまだ素人っぽさが残りますが、結構上達したと思いませんか?

どちらも同じレシピで作ったコロッケですが、変更したのは以下です。

  • スマホ → 一眼レフカメラ
  • 人口光 → 自然光
  • 横向き → 縦向き
  • 証明写真風 → 美味しさを強調

料理好きでSNSに写真を投稿したり、cookpadにレシピを載せたりしている料理写真初心者の方には、大変お勧めの1冊です。

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