映画『羊と鋼の森』を観た感想

はじめに
オホティセン(元気ですか)? Adjoaです。先日(2021/03/20)、映画『羊と鋼の森』を観ました。ここにあらすじと感想をまとめます。
※本記事にはネタバレが含まれます。
あらすじ
ある日の放課後、先生から来客の案内を頼まれた外村。客は、学校のピアノを調律するためにやってきた調律師だった。案内を終え、その場を立ち去ろうとしたところ、調律され聴こえてきたピアノの音色に森のイメージを見る。調律によってピアノの紡ぎ出すイメージが変化することに心を奪われた外村は、自分も調律師になると決める。
調律の専門学校を出た外村は晴れて調律師となり、あの憧れの調律師のいる楽器会社に就職する。若き見習い調律師が一人前になるまでの成長ストーリー。
感想
まず、私がこの映画を観ようと思ったのは、原作の小説がとても好きだったからです。ピアノを「羊と鋼」と表現しているのが最高にセンスが良いし、何よりも私は「森」という世界観が気に入っていました。
小説を読んだ後にそれを原作とする映画を観ると(特にその小説が好きだった場合は)、私は大概ガッカリするのですが『羊と鋼の森』は意外とガッカリしませんでした。板鳥さんがイメージの人物像と違うな、とかはありましたが。
映画を観て、小説の世界観が良く再現されていると感じました。途中に挟まれる北海道の森の風景は、さわやかでとてもきれいで、物語の世界観とマッチしていました。ただ、私のイメージでは、もう少し鬱蒼として薄暗い森のイメージでした。でも、さわやかさや、若々しさなどを表現するには、きっとあれくらい明るい森が良いんだと思います。
しかし個人的には、やっぱり小説には敵わないな、と思ってしまいます。小説の『羊と鋼の森』の良さは、読み手の想像力をかき立てるところだと思います。なので、映像になってしまうとその良さがずいぶん損なわれてしまいます。その上、本を読んだときには全く思わなかったのですが、映画を観ているときは「退屈だな」と思ってしまいました。映画を観たことで「この物語はストーリーがウリではない、世界観がウリだ」と気づきました。
結論。『羊と鋼の森』はぜひ本でお楽しみください。