「withコロナ時代の国際協力とキャリア‐ICT・DX編‐」セミナーで学んだこと

はじめに
エティセン(元気ですか)? Adjoaです。昨日(11/27)、「withコロナ時代の国際協力とキャリア‐ICT・DX編‐」というオンラインセミナーを受講しました。そこで学んだことを、こちらに記録します。
この講演を聞き逃してしまった方や、ICT分野で国際協力の仕事をしたいと考えている方のご参考になれば幸いです。
講座の概要
- 日時 :2020年11月27日(金) 18:30-19:50
- 主催 :(独)国際協力機構(JICA) PARTNER事務局
- 講師 :JICAガバナンス・平和構築部STI・DX室 斉藤 氏/JICA国際協力専門員 井出 氏/JICA国際協力専門家 秋山 氏
- 内容 :ICT・DX分野での取り組みと最新の課題/キャリア形成
- 時間 :1.5時間
「withコロナ時代の国際協力とキャリア‐ICT・DX編‐」セミナーで学んだこと
1. 国際協力の様々なアクター
国際協力のアクターは、大きく2つに分けられます。本業として国際協力をしている組織と、業務の一部として国際協力をしている組織です。
国際協力のアクターを舞台にたとえると、以下のような役割になります。
- 舞台 :プロジェクト
- 俳優 :NGO、専門家、開発コンサル、ボランティア
- プロデューサー:JICA
2. ICT・DX分野での国際協力取り組み状況
1) 政策立案・実施能力の強化
ミャンマーにおけるICT環境整備のプロジェクトにて、通信政策アドバイザーとしてプロジェクトに参画。
2) 情報通信インフラの整備
ブータンにおける緊急通信網の整備プロジェクトにて、通信事情の把握・設備計画の策定や、携帯通信網の冗長化設計などを実施。
3) サイバーセキュリティの強化
インドネシアにおけるサイバーセキュリティ能力向上プロジェクトにおいて、インドネシア大学の教員に対してトレーニングを実施したり、現地業者に教材作成を依頼するなどの活動が行われている(現在進行中)。
3. ICT・DX分野の国際協力専門家になるためのキャリアパス
日本でエンジニアとして現場経験を数年積み、それから国際協力の現場へ。
国際協力への第一歩は、青年海外協力隊。それから、国際協力のプロジェクトで業務調整などを経験して現場を知り、それからICTの専門家としてプロジェクトに入るのが王道のキャリアパスのようです。
4. ICT・DX分野の国際協力専門家になるためにすべきこと
1) 経験を積む
言うまでもなく、エンジニア経験は必要です。何か1つでも自信のある分野を身に付ければ、武器になります。
一方で、コーディング~上流工程まで幅広い経験を積むことも大切です。ICT分野と言っても様々な案件があり、幅広い経験・知識があるほうが色んな案件に携わることができるからです。
2) 人に話す
「夢は10回人に話すと叶う」という言葉がありますが、ここでもやはり自分のやりたいこと(ICT×国際協力)を人に話すことが重要だそうです。そうすると、関係者や、案件を紹介してもらえたりすることがあるそうです。
5. ICT・DX分野の国際協力専門家として大切なこと
1) 技術
現役の専門家が「一緒に働きたい」と思うのは、「日本で一人前のエンジニアとして認められる人」。ICT・DX分野の国際協力専門家になるために、まずは日本で一人前のエンジニアと認められる技術力を付ける必要があります。
2) チームワーク
プロジェクトは1人で遂行するのではありません。現地や、近隣諸国のメンバーなども含まれます。エンジニアの役割を理解し、自分のすべきことをする。そして、異文化を受け入れる姿勢を持つことも必要です。
システム導入の場合、システムが完成した後に引き継ぐのは「お客様(ユーザー)」です。チームワークの良いプロジェクトでは、この人たちのことも忘れてはいけません。
3) 目的と手段を混同しない
大切なのは、プロジェクトの目標を忘れないことです。場合によっては、無理にIT環境を構築しないほうが目標を達成しやすいこともあります。何が何でもIT技術を導入するのではなく、柔軟に目的へアプローチすることが大切です。
セミナーの感想
私は本セミナーを「前の会社の同僚が登壇するから」という軽い気持ちで受講しました。ですが受講後、とても心を動かされている自分がいました。
私自身、以前はICT分野で国際協力の仕事をすることを目標に、東京でエンジニアの仕事をしていました。しかし、次第に「地元に帰りたい」という気持ちが強くなって、エンジニアを辞めることにしました。
今回のセミナーを受けて、「やっぱりICT分野で国際協力に携わりたい!」という想いが再燃してしまいました。一晩考えて、「やっぱり、このままだと後悔するのではないか」という気持ちが強くなっています。
まだ結論は出ていませんが、後悔しない選択をしたいと思います。