出る杭は打たれる~地域おこし協力隊あるある②~

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はじめに

エティセン(元気ですか)?Adjoaです。私は2020年4月より、地域おこし協力隊として長野県木曽町で活動しています。本日は、地域おこし協力隊のあるある話・第2弾。「出る杭は打たれる」話をご紹介させていただきます。

出る杭は打たれる

「あなたはこの村の救世主です!」
「ぜひこの村を君の力で盛り上げてくれ!」

面接の際にこんな言葉をもらった地域おこし協力隊員は多いのではないでしょうか。

そうか、そんなに期待されているなら、でっかいことをやってみせよう! そんなふうに意気込んで、首都圏から若者を集める大きなイベントを企画したり、派手に情報発信をしてみたり。これで村の人たちも喜んでくれるかなぁ…ムフフ。俺、また救世主って崇められちゃうかなー♪

ところが、村人の反応はイマイチ。イマイチどころか、なんだか最近村人の態度が冷ややかなような…。

そう思っていると、役場の人から呼び出しの電話を受ける。役場に行ってみると、渋い顔をした職員が協力隊員を待ち受けている。あれ?俺、なんか変なことしたかな…? そして村職員から、衝撃的な言葉が発される。

「君、頼むから、おとなしくしていてくれないか。」

実は何かを変えることは誰も求めていない

実は、村を変えることなんて誰も求めていないのです。村人は今のままで幸せ。村を変えるなんてとんでもない、と思っているのが現実です。だから、よそ者がムーブメントを起こそうとすると、村人は不安になって、出る杭を叩く。

じゃあ、俺は一体なんのためにここに来たんだよ! そう思う方も多いでしょう。私も同じように思いました。「誰も私のことなんて求めていないじゃないか!じゃあもう辞めて、東京に帰ってやる!」と。

これはあくまでAdjoaの意見ですが、村としては、1人住民が増えて、そこに住民税が入るだけで良いのでしょう。だから、村に住民票を移すだけで十分。あとはおとなしくしていてほしいのです。

「村人のため」ではなく自分のために活動しよう

何かをすることを誰も求めていないのなら、どうすればいいのか。答えは簡単。誰かのために何かをするのではなく、自分のために何かをすれば良いのです。

私の場合、将来「本を出版する」という夢があります。そして私のミッションは「情報発信をして地域の観光促進を図る」ことです。現在私は、WEBライターとして木曽町の観光情報を記事にして発信するという活動をしています。これは、もちろん木曽町のためでもありますが、最大の目的は「文章力を身につける」、「記事から不労所得を得る」というもの。どちらの目的も、自分のためです。だから、木曽町の人から全く感謝されなくても、何とも思いません。

村人にとっての利益はあるか

自分の活動が村人にとってどんな利益をもたらすのかをわかってもらうことも大切です。たとえば、「観光客が増えると村にお金が入り、公民館を立派なものに建て替えて、村人が集える場所になる」など。村人が利益を得られると理解してくれたら、それまでの保守的な態度を変えるかもしれません。

私の場合、「木曽町でフリマを開催したい」と思ったときは、会場候補の施設に対して以下の説明をしました。

  • 新型コロナの影響でおでかけができない住民が楽しめる機会を作りたい。
  • 普段この施設を利用しない住民が来るキッカケになります。この場所を知ってもらうことで、地元の顧客が増えることが期待できます。
  • 出店料をお支払いします。
  • 新聞折込チラシを入れます。地域住民に施設を再認識してもらうキッカケになります。

これらの説明をして、会場となる施設にも地域住民にも利益があると納得してもらい、フリマを開催することができました。

隠れた本来の目的は、「SDGsに関係すること(リユース)をしたい」、「自分の家の不用品を処分したい」でした。どちらも誰かのためではなく、自分のためです。

まとめ

「誰かのために」と思って行動すると、無意識に見返りを求めてしまいませんか? それって、危険ですよね。あなたたちのために私はこんなに頑張っているのに、どうしてわかってくれないの?と。

地域おこし協力隊に限らず、どんな仕事でも「自分のためにやる」と思うと色んなストレスが軽減します。私はエンジニア時代に「こんなに頑張って働いてるのに、どうして評価してくれないんだ!」と不満に思っていました。しかし「自分は今、会社にお金をもらいながら将来途上国に行って活躍するためのスキルを身につけさせてもらっているんだ!」と思うようになると、不満が解消したという経験があります。

結論。仕事は自分のためにやろう!

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