個人でレシピ本を作るためにした8つのこと

はじめに
Etse sen(元気ですか)? Adjoaです。私は現在、長野県木曽町にて地域おこし協力隊として活動しています。私は活動の一環で、地域の特産物をPRするツールとして『権兵衛いもレシピ』というレシピ集を制作しました。そのときの経験をもとに、個人でレシピ本を作るために必要な工程をご紹介します。
「趣味でレシピ集を作ってみたい」と考えている方のご参考になれば幸いです。
レシピ本を作るために必要な工程
- テーマ設定
- レシピ開発
- レシピ開発用材料購入
- 料理撮影
- 料理撮影用備品購入(食器、布など)
- レシピ本調査(デザイン、言葉遣いなど)
- 編集
- 入稿
1. テーマ設定
まず初めに、レシピ本のテーマを決めます。たとえば、「お弁当おかず」、「5分でできる〇〇」、「丼もの」など。
テーマが決まったら、本のタイトルも考えてみましょう。
[参考]
私の場合は「権兵衛芋が主役」がテーマで、タイトルは『権兵衛いもレシピ』でした。
2. レシピ開発
テーマが決まったら、今度はテーマに沿ったレシピを開発します。
既存の本やインターネットにあるレシピは、著作権侵害になる可能性があるので無許可で掲載することはできません。オリジナルのものを用意します。
[参考]
私の場合は、権兵衛芋の生産者さんに活用方法を尋ねたり、インターネットで山芋のレシピを調べたりして、改良を行いました。
3. レシピ開発用材料購入
レシピを試すために必要な材料(サブ食材、調味料、調理器具など)を用意します。
4. 料理撮影
レシピが出来上がったら、本に掲載する写真撮影を行います。
撮影をする前に、撮影に適した場所と時間帯を事前に確認しておきましょう。
撮影に適した場所というのは、自宅の中なら自然光の入る窓のある部屋。時間帯は、撮影したい写真のイメージに近い色の光が入る時間帯です。写真が朝食のイメージなら、青白い光の入る朝。おやつのイメージなら、温かい光の現れる時間帯を確認しておきましょう。
[参考]
食べ物は、自然光で撮影するのが適しています。なので、できるだけ夜間は避けるように時間調整を行うことをお勧めします。
上記の理由より、「食事に合わせて料理を作って撮影もしよう」と考えると、失敗する可能性が高くなります。そうではなく「この時間帯の光が撮影に適しているから、その時間に撮影できるように料理を準備しよう」と考えましょう。
5. 料理撮影用備品購入(食器、布など)
撮影用に、食器やテーブルクロスなどの備品を購入します。場合によってはカメラなどの撮影器具も。
食器等の購入は、「4.料理撮影」の工程で1度試し撮影をして写真を見てからのほうが、どんな食器が良いかイメージが湧くので、この順番にしています。料理写真の撮影に慣れている方は、撮影の前に備品を用意しても良いと思います。
[参考]
料理写真用には、通常食事で用いるお皿よりも、少し小ぶりのものがお勧めです。小さい器に料理を盛ることで、写真に無駄な余白ができてしまうのを防げるからです。
ちなみに、私は夜でも明るい写真が撮影できるように照明を購入しましたが、まったく使えませんでした。その理由は、先に述べたように料理写真には自然光が適しているからです。照明のプロでないなら、照明の購入は不要です。
6. レシピ本調査
既存のレシピ本を元に、デザイン、掲載すべきこと、言葉遣いなどを調査します。
[参考]
私は図書館に行き、自分の作りたいレシピ本のイメージに近いものを片っ端から借りてきました。
調査したところ、最近のレシピ本は見開き(2ページ)で1レシピのものが多いようでした。左右片方のページは全面に写真を載せ、もう片方のページにレシピを掲載するスタイルです。
また、掲載すべきことは①レシピ名、②キャッチコピー、③材料、④レシピ、⑤ワンポイントアドバイス(なくても可)、⑥写真、の6つです。
7. 編集
調査した内容を踏まえて、レシピ本の編集を行います。
[参考]
私はMicrosoft PowerPoint 2019で制作しました。Adobe Illustratorには劣るかもしれませんが、最近のPowerPointは色んな機能が付いていて、PowerPointだけでも割と良いものを作ることができます。
なお、写真の加工はスマホアプリのPhotoshop FixとLightroomで行いました。スマホで写真を撮影したため、そのままスマホで加工したほうがスムーズだったからです。
8. 入稿
電子ではなく、紙のレシピ本にする場合は、印刷業者に入稿します。
[参考]
私はラクスル株式会社さんを利用しました。通常は最低100冊からの注文になります。ときどきキャンペーンで10冊から注文できるときがあるので、趣味で本を作りたい方はそのタイミングを狙うのが良いかと思います。
最後に
レシピ本を作るのって、一見難しいようですが、そこまで難しいものではありません。だって、レシピ開発の経験も、本の編集経験も、一切ない私にもできたのですから。もちろん、利益を出したい、となると話は別ですが。趣味程度で自分のレシピ本を作ってみたいという方がいたら、ぜひ挑戦してみてください。
ちなみに、私は全44ページ(23レシピ)の本を作るのに、全行程で4か月間かかりました。
