青年海外協力隊に参加したことの弊害~ルーズになった~

はじめに
オチデン(元気ですか)? Adjoaです。私は青年海外協力隊として、2014~2017年までアフリカのガーナ共和国で活動していました。
青年海外協力隊の経験者は「青年海外協力隊に参加して、良かったことも、悪かったこともある」と言う人もいますが、私は良いことしかなかったと本気で思っています。でも、それだと嘘くさいと感じる方もいるかもしれません。なので、今日は敢えて1つだけ、悪かったことを挙げてみようと思います。
思い通りにいかない海外生活が私を変えた
私が活動していたガーナでは、予定通りにいくことなんてあり得ませんでした。バスに時刻表なんてない。学校の授業が突然潰れる。オーダーしていた服が、完成予定日にお店に行っても着手すらされていない…。「約束したじゃないか!」、「どんだけ待たせるんだ!」といちいち怒っていたら、身体が持ちません。ガーナ人曰く「In Ghana, promise is NOT promise. (ガーナには約束なんていうものはない)」でしたから。
そんな文化の中で生活していると、寛容にならざるを得ません。ガーナに限らず、多くの途上国では、似たような状況のようです。
そんなふうに青年海外協力隊として2年間過ごし日本に帰国すると、ほとんどの人は任国に旅立つ前よりも寛容になっています。
寛容な心が当たり前に
寛容になるのと並行して、自分も周りに対して甘えるようになります。つまり、「少しくらい遅れても相手は許してくれる」と「予定していたものと少し違うけど、これくらい良いでしょう」と思ってしまうのです。相手が任国の人の場合や、青年海外協力隊の経験者同士なら、まったく問題ありません。
しかし、普通の日本人に対しては、そうはいきません。1分でも遅刻したら謝罪。予定と少しでも違うと謝罪。日本社会では、約束通りにならないこと=悪なのです。
私自身、もともとは典型的な日本人で、青年海外協力隊に参加する前はかなり時間に正確な人間でした。待ち合わせの10分前に到着するのは当たり前で、相手が1分でも遅刻するとイライラしていました。
それなのに、寛容な心を身に付けた青年海外協力隊経験者(=私)は、一般人も寛容な心を持っていると勘違いしてしまうのです。
あんなに時間に厳しかった私も今では「10分くらい遅れても大丈夫」とか、「予定とは違うけれど、むしろ柔軟で良いでしょう」などと言って振る舞っています。だって、アフリカなら数時間遅れは当たり前で、むしろその日のうちに来ればマシなほうなのですから。
わかりやすく言えば、色々なことに対してルーズになってしまったことが、青年海外協力隊に参加したことの弊害です。
最後に
青年海外協力隊に参加した人が全員ルーズになるわけではありません。ただ、(私の周りにいる)青年海外協力隊の経験者が時間通りに約束の場所に現れる確率は、通常の日本人よりも間違いなく低いです(笑)。
「青年海外協力隊に参加して良かったことベスト10」はこちら。