地域日本語教室ボランティア養成講座[2日目]で学んだこと

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はじめに

エティセン(元気ですか)? Adjoaです。

私は現在、長野県木曽町にて地域おこし協力隊として活動しています。任期終了後には、国際交流や外国人をサポートするための団体を立ち上げたいと考えています。事業の1つとして、日本語教室も検討しています。そこで今回、「地域日本語教室ボランティア養成講座」(全3日間)を受講することにしました。

地域日本語教室ボランティア養成講座[2日目]で学んだことをこちらに記録します。この講座を聞き逃してしまった方や、日本語教室ボランティアに興味のある方のご参考になれば幸いです。

講座の概要

1. ピナット活動内容

1)ピナットとは

ピナットさんは、東京都三鷹市で日本語教育活動をしている任意団体です。

2)活動概要

ピナットさんは、以下の4つの活動を行っています。

  1. 日本語教室
  2. 子ども学習支援教室
  3. 赤ちゃんを持つ国際ママ交流会
  4. 寄り添い活動

(1) 日本語教室

大人向け(社会人、留学生、技能実習生)と子供向けに、それぞれ曜日を分けて教室を開催しています。

(2) 子ども学習支援教室

日本生まれ・日本育ちだからといって、普通の日本人と同じように日本語ができるとは限りません。

日本の小学校では、音読の宿題があります。この宿題は、保護者に音読を聞いてもらって、正しく読めているか等の確認をしてもらいます。しかし両親が外国人の場合、正しいかどうかを確認することが難しい場合があります。こういった理由から、他の生徒と比べて学習が遅れてしまうことがあるようです。

そのような外国にルーツを持つ子供のために、ピナットさんでは宿題や勉強のサポートを行っているのだそうです。

夏休みには、自由研究(工作)のワークショップも開催するそうです。

(3) 赤ちゃんを持つ国際ママ交流会

この交流会では、保育関係のボランティアも参加する中で、赤ちゃんを持つ外国人のお母さんたちが集まっておしゃべりをしています。

(4) 寄り添い活動

外国人の子供の進路相談に乗ったり、学校での面談に同席するといったサポートも行っているそうです。

3) 地域における日本語教室とは

地域における日本語教室は、同じ地域に暮らす人々が継続的に接触・交流できる貴重な場です。機能としては以下の5つが挙げられます。

  1. 情報交換
  2. 異文化理解
  3. 問題解決
  4. 地域参加
  5. 居場所

4) ポイント

  • 会場はコミュニティカフェなど、人の出入りが多い場所にすると目につきやすく、参加もしやすく、たくさん人が集まる
  • 参加料は有料(月謝制)にすることで、親も「せっかくお金を払ったんだから」と子供を教室に行かせるようになる
  • 活動資金は参加費以外に寄付で賄うので、外に向けた情報発信も大切

2. 日本語教材の選び方

1) 教材分析の観点

教材選びの第一歩は、教材の分析から。教材を選ぶ際に確認すべきことは、以下のとおりです。

  • 教材のレベル
  • どんな人が対象か(社会人、留学生、技能実習生など)
  • 目的(バイト、学習、日常生活など)
  • 学習者の技能(日常会話、読み書きなど)
  • 対訳の有無

このほかに、学習者と支援者ですり合わせが必要な観点として以下の3つが挙げられます。

学習観

  • 文型積み上げ式
  • Can-Doベース

形式

  • 学校型
  • 活動型・対話型

どちらの形式で日本語教室を行うかによっても、教材は変わります。

学習方法

  • CBI (Content-Based Instruction):言語習得が目的
  • CLIL(Content and Language Integrated Learning):日本語を用いて特定の教科の内容を習得を目指す

2) 教材選びのポイント

市販の教材は、幅広い人に合う最大公約数的な内容になっているため、学習者に完璧に合う教材というものはなかなかありません。なので、色んな教材を組み合わせて学習をするとより効果的だということでした。

3) 版数・刷数

日本語の教材で版数が異なる場合、例文が異なる場合があります。なので、グループでの学習となる場合には必ず版数を確認して、版数が同じものを購入するようにしましょう。

刷数が異なる場合は、基本的に内容は一緒ということでした。でも、差がある可能性も無きにしも非ずなので、できれば刷数も同じほうが良いそうです。

感想

日本語教室が単なる日本語を学習する場ではなく、地域の人々の居場所になっているという点は、どこの日本語教室も同じなんだな、と思いました。また、地域に暮らす日本人が活躍できる場にもなっているということで、高齢化の進む地域では日本人にとっても需要のある場だと感じました。

教材の選び方については、日本語教育に限らず勉強になりました。これまで私は、参考書や問題集を買うとき、「売れ筋No.1だから」という理由で本を選んでいました。ですが、自分に合うかどうか本の中身をきちんと確認してから購入することが、効果的な学習に繋がるということを学びました。

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