2021年度国際協力連続セミナー第2回を受講して学んだこと

Pocket

はじめに

メマオアチ(こんにちは)。Adjoaです。

先日(2021/10/14)、2021年度神戸大学連携国際協力連続セミナー第2回「レジリエンスを体現する国際協力-SDGs達成に向けたNGOの役割-」を受講しました。講座で学んだことをこちらで共有します。

講座の概要

  • 日時 :2021年10月14日(木) 18:30-19:40
  • 主催 :JICA関西
  • 講師 :栗田 佳典 氏(認定NPO法人テラ・ルネッサンス)
  • 内容 :レジリエンスを体現する国際協力-SDGs達成に向けたNGOの役割-
  • 会場 :オンライン(Zoom)
  • 料金 :無料

1. コンゴ民主共和国とは

アフリカ大陸の中央部に位置するコンゴ民主共和国。アフリカ大陸で第2位の面積を擁するその国は、「平和以外は何でもある国」と言われています。

コンゴ民主共和国と言えば、治安の悪いイメージ。実際にさまざまな武装勢力が存在し(特に国東部に武装勢力が集中)、政府と対立したり、もしくは武装勢力同士で衝突が勃発したりしているそうです。

ある日突然武装勢力によって村が襲撃され、村を追われてしまった人々がそこら中に存在する、ということでした。

2. 庶民の生業

コンゴ民主共和国は鉱物資源の採れる国です。金などの鉱物を採掘して生計を立てている家庭も多いのだそうです。

3. 貧困の原因

元々は農業を生業としていた家庭でも、鉱物が儲かるとわかると農業を手放してしまいます。農業をしなくなった人々は、食糧をどこかで購入する必要が出てきます。明日食べることにも困っている人は、今すぐにでも鉱物をお金に換えなければ、生きていけません。そうすると「今すぐにお金が手に入るなら安くても構わない」と鉱物を不当に安い値段でも売ってしまうのです。

さて、安く買い叩かれた鉱物の恩恵を受けているのは、誰でしょうか?

不当に低価格で買い取られた鉱物が使われるのは、安価な電子機器。つまり、先進国の私たちが今使っているものかもしれないのです。安い電子機器を選択する消費者がいるから、鉱物は安価で買い取られ続けるのです。もしかすると、私たちがコンゴ民主共和国での貧困の原因を作っているのかもしれないのです。

3. NGOのコンゴ民主共和国での取り組み

認定NPO法人テラ・ルネッサンスでは、さまざまな技術支援活動を行っています。

農作物の加工、溶接、洋裁、石鹸作りなど。武装勢力によって家や家族を奪われてしまった貧困層の人々に対してこれらの技術指導をすることで、経済的自立を支援しているそうです。

「誰1人取り残さない」。SDGsの基本理念であるそれを実現するために、遠く離れた異国の僻地までも、NGOは支援を届けています。

感想

NGOの方のお話を聞くことは、私にとって初めてでした。そこで感じたのは、話す内容にとても偏りがある、ということでした。

いつもは主に青年海外協力隊体験談や、JICA職員さんによる現地での取り組みといったお話を聞くことが多い私。青年海外協力隊経験者は、圧倒的にアフリカ(途上国)の明るい部分を話しがちです。JICA職員さんの話も同様に、事業が与えた良い影響について話すことはあっても、国の深刻な課題についてを詳しく説明することはあまりありません。

一方で今回は、コンゴ民主共和国の深刻な状況の説明が話の大半でした。武装勢力による襲撃や、性暴力、子ども兵の話など。

私にはコンゴ民主共和国で働いていたことのある友人がいるので、暗い・辛い面だけでなく、明るい面もあることを彼女から聞いています。その彼女は大使館で活動していたので、立場が違えば、見える景色も異なるのかもしれません。

もちろん、NGOの職員さんが嘘をついていたり、話を盛っていたりするなんて思いません。それはそれで事実なんだろうと思います。

ここから得た学びは、1人だけの話を聞いて、それが全てだと信じることはとても危険だということでした。

最後に。栗田さんの「最近SDGsのバッジを付けている人をたくさん見かけるが、『誰1人取り残さない』の意味を本当に理解している人がどれほどいるだろうか」という言葉が強く印象に残りました。私もこのことを意識して、日々の行動を見直そうと思います。

色んな意味で勉強になった回でした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です