青年海外協力隊に参加して良かったことベスト10

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はじめに

メマオアチ(こんにちは)。Adjoaです。私は、2014~2017年までの2年6ヵ月間、青年海外協力隊としてガーナに派遣されていました。

青年海外協力隊の募集説明会や、学校での出前授業で体験談を話すと、必ず「参加して良かったことは何ですか?」という質問が出ます。何度も聞かれているにも関わらず、いつも「参加して良かったこと? う~ん、たくさんありすぎるね。良かったことしかないよ!」なんてモヤっとした返答をしてしまう私。そこで今回は、青年海外協力隊に参加して良かったことを厳選して10個、こちらにまとめます。

これから青年海外協力隊に参加したいと考えている方の参考になれば幸いです。

青年海外協力隊に参加して良かったことベスト10

【第1位】自分を好きになれた

青年海外協力隊に参加する以前、私は自分が大嫌いで、いつも「自分は社会のゴミだ」なんて思っていました。それが今では自分大好き! なぜこんなにも変わったのでしょうか? 理由は2つあります。

1つ目は、自分大好きなガーナ人たちに囲まれて生活していく中で、「自分を好きになるのに理由なんていらない」と気づいたからです。

2つ目は、自信がついたからです。日本でろくに仕事もできなかった自分が、異国の地で大きな仕事を成し遂げることができた。そのことは、大きな自信に繋がりました。「私は世の中に必要な人間なんだ!」と思えるようになったのです。

その結果、気づけば自分大好き! ナルシスト人間になっていました。自分を好きでいられるだけで、毎日がこんなにHAPPYになるんだな、と今ではとても幸せに暮らしています。

【第2位】アイデンティティが確立した

青年海外協力隊に参加する以前、私とはどういう人間なのかがはっきりしていませんでした。周りから見てもキャラがないために、とても存在感の薄い人間だったと思います。

それが、日本に帰ってきたら「Adjoa=たくましい」という扱いに。

アフリカで長期間暮らしていたというだけで、自分のキャラが確立したのです。周りからも「キャラが濃い」、「有名人」と言われることが多くなりました。

アイデンティティが確立したことで、自分を売り出しやすくなりました。自分自身が商品だとして、以前は「この商品の特徴がよくわからないから営業できない」という状況だったのが、「この商品の強みはこれです! 買ってください」と営業できるようになったのです。

その結果、たくましい商品好きな人たちが私の周りに集まるようになりました(笑)。

【第3位】人前で話すことに抵抗がなくなった

私は「PCインストラクター」という職種で派遣されていました。職業訓練校の一教員として、パソコンの授業をしていました。教師なので、クラスで教壇に立って生徒たちに話をします。

青年海外協力隊に参加するまでは、人前で話すことに対してものすごく恐怖を感じていました。実際にガーナで授業を始めたときも、みんなの前でうまく話せないことがとても怖くて、毎回授業の台本を作っていました。

しかし、授業回数を重ねることで、人前で話すことに少しずつ慣れていきました。

当時は英語で授業をしていたので、日本語でのプレゼンならなおさら余裕。今はほとんど緊張しないでプレゼンができるようになりました。

【第4位】コミュニケーション能力が改善した

青年海外協力隊に参加する以前、私はお世辞にもコミュニケーション能力が高いと言える人間ではありませんでした。

青年海外協力隊の活動では、相手はガーナ人のみ。言葉も文化も背景もまったく異なる相手に対して、どうすれば伝わるのか。子どもでもわかるような、簡単な言葉で伝えるようにしていました。

…というと格好良いのですが、本当は英会話能力が極めて低かった私は、簡単な言葉でしか伝えることができなかったのです。Yes/Noを問われる質問に対しても、日本語だったら「どうかな、時と場合によるよね。この場合は…」なんて表現ができますが、当時の私は英語で「Yes」「No」どちらかしか答えられません。

その結果、日本語で話すときにも短い文章で、明快な言葉を伝えるクセが身についていました。ガーナ人のおかげで、私のコミュニケーション能力は劇的に改善しました。

【第5位】英語が話せるようになった

私の派遣されたガーナ共和国は、英語が公用語でした。そのため、活動も英語で行います。

ガーナへの派遣前、私は本当に英語のSpeakingが苦手でした。TOEICの点数はAランクで、読み書きのレベルは高いのですが、「My name is Adjoa.」すらも言えませんでした。なぜか?

失敗が怖かったのです。うまく発音できないのが恥ずかしい。人に聞かれたくない。だから、どんなに簡単な英文でも口に出すことができなかったのです。

こんな状態で本当にガーナに行って活動できるのか? 不安で授業中に泣き出してしまうこと多々もありました。

ところがガーナに行ってから、私はすぐにスラスラ話せるようになったのです。

当然、周りはガーナ人のみ。日本語の通じる人は1人もいません。生活様式も日本と全く異なる状況で、会話をせずには暮らしていくことができません。もう恥ずかしいだなんて言っていられません。そこで一言、二言と会話をしていくうちに、英語を話すことに抵抗を感じなくなっていきました。

「発音がおかしくても伝わる!」とわかってからは、間違っても良いから伝えようとすることが大切だと思えるようになりました。

【第6位】ストレスを感じにくくなった

何事も無理をしないガーナ人たち。日本人のように残業なんて、ましてや深夜まで仕事をするなんて、あり得ない世界です。当然、残業をしなかったためにしわ寄せは起きます。でも、しわ寄せが起きてはいけないなんて、誰が言いましたか? しわ寄せが起きても、何とかなるのです。

仕事だけでなく、何事にも無理をしないガーナ人。嫌なことがあったら逃げれば良い、ということを彼らから学びました。

そんな世界で暮らしてきて、私自身もあまり無理をしなくなりました。おかげで、以前よりもストレスを感じることが少なくなりました。

【第7位】ポジティブになった

「Can you do it?(これ、できる)」と聞くと、「Of course! I can do it.(もちろんできる!)」と無責任に答えるガーナ人たち。日本人だったら、できなかったときにトラブルになりかねないので「難しいかもしれません」と言ってしまうようなシーンでも、彼らは絶対に「できない」とは言いません。

それが、ものすごく大切なことだったのです。

「できない」と言ったら、それきりですが、「できる」と言ったら「どうすればそれを実現することができるか?」と考えます。その結果、驚くべき方法で色々な解決策を生み出すガーナ人を何度も見てきました。

たびたび耳にしてきたガーナ人の「It will be OK.(なんとかなるさ)」。いつしか私もそう考えるようになりました。

その結果、難しそうなことや苦手なことにも物怖じしなくなりました。

【第8位】考え方が柔軟になった

「できない」とは言わないガーナ人は、考え方がとても柔軟です。

実際にあったお話を紹介します。

私の電気ケトルのスイッチが折れてしまい、電源を入れることができなくなってしまいました。「これ、直せないよね?」とガーナ人に聞くと、御多分に洩れず「直せる!」と言うのです。

スイッチが物理的に壊れてしまったんだから、部品交換する以外に直す方法はないだろう。でもここはガーナ。そんなサービスはどこでもやっていない。私はそう考えていたのですが、約1時間後、彼は「直った!」と言って電気ケトルを持ってきたのです。

見ると、スイッチに木の枝を差し込んで、常にスイッチがONになるようにしてありました。スイッチのON/OFF切り替えは、コンセントを抜き差しすれば良い、と。

これには驚きました。たしかにスイッチ部分は直せなかったけれど、ケトルは使えるようになったのですから。

このようなシーンに何度も遭遇し、私もガーナ人のように柔軟な考え方をしよう、と心がけるようになりました。

【第9位】面白い人脈が形成できた

青年海外協力隊に参加する以前、私はシステムエンジニアとしてIT企業で働いていました。青年海外協力隊の訓練や、帰国後のイベント等を通して、SEとして働いていたら出会うことがなかったであろう、面白い人たちとたくさん巡り会うことができました。たとえば、ダンサー、デザイナー、世界一周した人、社会起業家、等々。

ガーナ人ももちろんそうです。地球の裏側で暮らすたくさんの友人たちは、私の宝物です。

いろんな職種、背景を持つ人たちと繋がっていることは、いざ何かをやろうとしたときに一緒にできる仲間がいる、ということです。青年海外協力隊に参加した副産物とも言えます。

【第10位】物欲がなくなった

パソコンがない! 電気がない! 水道がない!

ないものだらけのガーナで生活してきて、日本にはものがありすぎる、ということに気づきました。一方で持ち物がとても少ないガーナ人。彼らを見ていて、「荷物が少ないって、身軽で良いなぁ」と思うようになりました。

その結果、日本に帰ってからも「無駄なものは持ちたくない」という考えになり、物欲から開放されました。

最後に

青年海外協力隊に参加して良かったことは、まだまだたくさんあります。100個はゆうに挙げられます。また別の機会に紹介させていただきたいと思います。

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