「創業木曽ゼミ」3日目に学んだこと②〜事業計画の作成〜

はじめに
メマオアチ(こんにちは)。Adjoaです。私は現在、長野県木曽町にて地域おこし協力隊として活動しています。卒隊後は、観光農園を運営することを目指しています。
現在(2023年2月)、起業に向けて「創業木曽ゼミ」を受講しています。先日(2023/02/19)、第3回を受講してきました。そこで教わった事業計画書の作成手順をこちらに記録します。
創業を考えている方のご参考になれば幸いです。
創業木曽ゼミ概要
- 日時 :2023年2月5日〜3月5日まで毎週日曜日 10:00-16:00
- 会場 :木曽町商工会館
- 料金 :5,000円(5日間分)

創業計画書とは
創業計画書は、起業にあたって、将来像や経営方針など、事業の概要を説明する資料です。
創業計画書を作成する目的は、融資や補助金を受けるためだけではありません。
創業者自身が、頭の中にあるものをアウトプットすることで思考を整理し、漏れや不足を洗い出すことができます。また事業を始めるには、家族や取引先などの協力が不可欠です。協力者と創業計画を共有し、理解を得るために、創業計画書が役立ちます。
事業内容を整理する
創業計画書を作成するにあたって、以下の項目を整理します。
- 企業の動機 (きっかけになった出来事など)
- 事業の目的 (経営理念)
- 自身の持つ経営資源 (経験、人脈、能力、技術、資格など)
- 取扱商品・サービス内容 (誰に、具体的にどんな商品・サービスを提供するか)
- セールスポイント (特徴、工夫、差別化など)
- いつから (何年後、○月△日)
- どこで (自宅、〇〇の辺り)
- どのような方法で (店頭、通販、出張など)
- 販売ターゲット (お客様の属性、個人・法人、性別、年齢など)
- 調達先 (どこから、どんな方法で、支払い方法)
これらが整理できれば、創業計画書は半分以上完成したようなもの。あとは創業計画書に書き込むだけです。
最低目標売上高を算出する
創業計画書には「事業の見通し」という項目があります。事業の見通しとは、創業当初と、1年後の売上や利益の予測です。
事業を行うにあたり、最低限必要な目標売上高を簡易的に計算します。最低目標売上は、以下の数字から算出します。
①売上総利益率
売上総利益 = 売上高 − 売上原価(製造原価)
売上原価率 = 売上原価 ÷ 売上高 × 100
売上総利益率 = 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
②経費合計
材料代以外に必要な経費(家賃、光熱費などの固定費など)
③生活費
自分の生活に必要な費用
④借入金返済
銀行からお金を借りる場合の、銀行への返済額(元金+利息)
⑤目標売上額
目標売上額 = (②+③+④) ÷ ①
売上総利益率の目安
売上総利益率は、大体これくらいの範囲、という目安があります。以下に例を示します。
飲食業
- 売上原価率 … 15〜25%
- 売上総利益率 … 65〜85%
小売業
- 売上原価率 … 50%~75%
- 売上総利益率 … 25〜50%
必要な資金と調達方法
創業計画書には「必要な資金と調達方法」という項目があります。
資金の調達方法
資金の調達方法は、自己資金だけでは足りないのなら、借入金を使います。それはいつ、どこから、いくら借りるのか。そして返済回数や金利なども記載します。
必要な資金
設備資金
店舗の改装費用や、厨房設備の導入など、起業時に不可欠なものにかかる費用です。
運転資金
人件費、家賃、光熱費、通信費など、創業時のみでなく日々かかる費用です。創業計画には、創業後3ヶ月間分の金額を出しておきます。
運転資金は最小単位で考える
1年間にいくら費用がかかるのかを算出するためには、1ヶ月あたりいくらかかるのか、1日あたりいくらかかるのか、可能であれば、1時間あたりいくらかかるのか、最小単位で費用を出すと精度が上がります。
1時間あたりの費用から、1日の営業時間をかけて1日あたりの費用を算出します。そして、1日あたりの費用に1ヶ月の営業日数をかけて、1ヶ月あたりの費用を。そこに営業する月数をかければ、1年間に必要な資金がわかります。
受講した感想
この講座を受ける数ヶ月前にも、私は創業計画書を書こうとしたことがありました。そのときは「創業の動機」しか埋めることができず、途中で書くことを断念しました。
今回の講座では、先生が記入項目を一つ一つ細分化して説明してくださいました。全体として見ると難しくて書けなかったものが、細分化してみると意外と書けることがわかりました。
特に資金に関しては、何にどれだけコストがかかるのか、検討もつきませんでした。それが今回「1日、1時間単位で考える」という話を聞いたことにより、これなら私にも書けるという気がしてきました。
事業内容の整理まではできたので、これから必要な資金を洗い出してみようと思います。創業にまた一歩近づいたように感じています。