信州こども食堂in木曽を視察しました

はじめに
エティセン(元気ですか)? Adjoaです。
私は現在、長野県木曽町にて地域おこし協力隊として活動しています。昨日(2/20)、木曽町で行われている「信州こども食堂」を取材してきました。そのときの様子をこちらに記録します。
信州こども食堂in木曽概要
- 日時 :毎月第3土曜日 11:30~(取材したのは2021年3月20日)
- 場所 :木曽町文化交流センター
- 主催 :企業組合労協ながの ケアホーム風舎 甲斐さん
- 料金 :高校生以下 無料/大人 200円
- 数 :50食分
- 形式 :テイクアウト(イートイン不可)
メニュー(2021/02/20)
- 豚汁
- 味噌おにぎり(2個)

これらに加えて、フードバンクに寄付された賞味期限の近いお菓子やジュースなども無料配布されていました(フードドライブは開催されない場合もあります)。

次回(2021/03/20)のメニューは、ちらし寿司の予定だそうです。
材料の調達・準備
地元の農家さんが大量に採れすぎて市場に出せない野菜やお米を寄付してくださったり、フードバンクから仕入れたりしているそうです。寄付で手に入らなかった食材は、売上金や補助金で購入するそうです。
肉など生ものの買い出しは前日。調理は当日の朝9:00からで、主催者を含めて4人体制で行われました。
主催者の想い
もともとはひとり親家庭などの貧困家庭の支援を目的として始めたものでしたが、今では「誰でも食堂」になっています。子どもだけでなく、高齢者や障がい者など、多様な地域の人たちみんなに喜んでもらえる場になればむしろ喜ばしいことだとお話していました。
現在は新型コロナウイルスの影響でテイクアウト形式としていますが、できれば会食形式にして地域の人々の情報交換の場としたい、とのことでした。
ただ、本当に助けの必要な人に支援が届いているかはどうかはわからないのが現状だそうです。
「将来的にはこども食堂が不要な(貧困家庭がなくなる)世の中になれば良い」とお話ししていました。
利用者の声
「毎月楽しみにしている」と、配布開始前から並んでいるご家族も大勢いらっしゃいました。中には隣町から来ている方もいました。
子ども連れではないお年寄りの方々も何人か来ていました。
多くの方が「1食200円で食べられるのは(貧困家庭でなくても)ありがたい、月1回でも食事を作る手間が省けるのは助かる」と話していました。
そして、「うちの娘ね、大きくなったら(主催者の)甲斐さんみたいになりたいんだって」と話す親御さんもいらっしゃいました。
感想
「もし自分が食べるのに困るくらいの貧困家庭だったら」と考えながら食べてみました。すると、なんだか涙が出そうになりました。主催者の甲斐さんを始め、ボランティアさんの優しさがお米1粒1粒、具の1つ1つに隠されているような気がして。きっと、月に1度でもとてもありがたいだろうな、と思いました。
主催者の甲斐さんは「本当に助けの必要な人に支援が届いているかはどうかは、わからない」と話していましたが、続けていればそんな人々にもいつか届く日が来るのではないでしょうか。
印象的だったのは、利用者の中に「(主催者の)甲斐さんみたいになりたい」と思っている子どもがいたこと。私もそうでしたが、子どもの頃に憧れる対象と言えば、アイドルやマンガの登場人物が一般的ではないかと思います。それが地域の大人、ってすごいことだと思いました。子どもから憧れられるかっこいい大人…私もそんな人間になりたいものです。
私もそんな甲斐さんの想いを応援し、月1回こども食堂のお手伝いを続けたいと思います。