青年海外協力隊に向かない人の特徴4つ

はじめに
オチデン(元気ですか)? Adjoaです。私は青年海外協力隊として、2014~2017年までアフリカのガーナ共和国で活動していました。
青年海外協力隊とは、国際協力機構(JICA)がODAの一環として実施している事業です。開発途上国に派遣された青年海外協力隊員は、2年間その地で現地の人々とともに暮らし、ボランティア活動を行います。
本記事では、青年海外協力隊に向かない人の特徴をご紹介させていただきます。これから青年海外協力隊を受験しようとしている方の参考になれば幸いです。
青年海外協力隊に向かない人なんていない
基本的には、どんな人でも青年海外協力隊に参加して良い、というのが私の持論です。ただ、「こういう人はしんどいだろうな」という人ならいます。そのような視点で、青年海外協力隊に向かない人の特徴を4つあげさせていただきます。
1. 健康に自信がない
持病がある、身体が弱い、という方が青年海外協力隊に参加するのは、かなりハードルが高いです。青年海外協力隊が派遣されるのはほとんどの場合、開発途上国です。そのため、医療事情についても日本レベルのものは期待できません。
ただし、持病があるからと言って絶対に青年海外協力隊に参加できないとは限りません。派遣国の中にはタイやベトナムなどの新興国もあり、そういった国々では首都には高度な技術を持ったお医者さんがいます。健康に自信がなくても、行きたい気持ちがあるならとりあえず青年海外協力隊に応募してみてください。健康診査で合格すれば、派遣国に行っても問題ない身体だということです。
かくいう私も、実は健康に自信がありませんでした。自分は身体が弱い方だと思い込んでいたのですが、受験してみたところ、アフリカのガーナで合格しました。つまりそれは、アフリカでも生きられると判定されたということです。そして実際にガーナで暮らしてみたら、大した病気もせずに2年半の活動期間を終えることができました。つまり、「身体が弱い」というのは私の勝手な思い込みだったのです。
2. 想いが強すぎる
「この国でこれをやり遂げたい!」という強い想いを持っている方は、要注意です。理由は2つあります。
まず、派遣される国は自分の希望通りになるとは限りません。希望とは異なる国に派遣され、そこで何か嫌なことがあった場合、「私はこんな国に来たくなかったのに!」と任期を短縮して帰国してしまう人は結構たくさんいます。
そして、希望通りの国になったときこそ、危険です。国に派遣される前から「これをやりたい」という想いを持っていると、その国で本当に必要とされていることを見落としてしまう可能性があります。そして、現地の人々が必要としていないことを押し付けてしまう危険性もあります。
活動したい国ややりたいことが決まっているのなら、青年海外協力隊以外の選択肢も検討することをお勧めします。
青年海外協力隊に参加するのなら、「世界中どこにでも行かせていただきます! 何ができるかは、その国を知ってから見極めます!」くらいの軽い気持ちで受験をしてほしいな、と個人的には思います。
3. 潔癖症
前述のとおり、青年海外協力隊の派遣される国は新興国および開発途上国がほとんどです。日本とは衛生感覚が大きくずれていることも珍しくありません。たとえばAdjoaが派遣されていたガーナの場合、食べ物屋さんが地面に落とした食べ物を砂のついたまま販売していても、現地の人にとっては大きな問題ではありませんでした。
またアフリカの場合、水道も通っていない村落に赴任することも珍しくありません。乾季になると水を手に入れることが難しくなり、ときには水浴び(入浴)を我慢しなければならない日もあります。
常に清潔でありたい、と思うような人にとっては、(青年海外協力隊に限らず)途上国での生活は相当なストレスだろうと思います。
4. ルールを守れない
青年海外協力隊はJICA(国際協力機構)の事業の1つです。つまり、JICAのルールのもとで活動をすることになります。青年海外協力隊の活動は安全第一であるため、いろいろと行動が制限されています。国によってレベルは異なりますが、ガーナなら「夜間の移動は必ずタクシーを使う」とか、「任地から移動をするときには1週間以上前に移動申請を出す」といった規則があります。そしてこの制限は、結構多いです。
規則を守ることは、自分の身を守ることと同じです。規則を守っていれば、基本的には危険な目には遭いません。規則を破ったら即危険な目に遭う、というわけではありませんが、規則を守らないことで盗難や強盗に遭った隊員は多いです。しかもそういう人がいると、「日本人は狙いやすい」といった情報が悪い人たちの間に流れ、日本人全体が危険に晒されることになります。
ルールを守ることのできない人は、自分の身を危険に晒すだけでなく、他の人にも迷惑をかけることになるので、青年海外協力隊には参加しないほうが良いでしょう。
最後に
「私はルールを守れない人間だから、青年海外協力隊への応募は辞めよう」とは思わないでください!
青年海外協力隊は「こうでなければならない」という決まりはありません。別に「現地の人の役に立ちたい」という想いがなくたって構いません。十人十色の活動があって良いのです。たとえ現地で何も結果を残せなくても、誰の役に立つこともできなくても、それで良い。青年海外協力隊経験者の1人として、私はそう思っています。大切なことは、任期終了後に派遣国での経験をどう活かすかです。そして、経験の活かし方も人ぞれぞれです。だから、どんな人でも青年海外協力隊に挑戦してみてほしいと思います。
これから青年海外協力隊に挑戦しようという方、素晴らしい経験があなたを待っています。応援しています!