NPOセミナー「ゼロから始める事業計画」で学んだこと

はじめに
メマオアチ(こんにちは)! Adjoaです。
私は現在、長野県木曽町にて地域おこし協力隊として活動しています。任期終了後には、国際交流や外国人をサポートするための団体を立ち上げたいと考えています。そこで、松本市市民活動サポートセンター主催のNPOセミナーを受講することにしました。セミナーは全4回で(第1回は中止)、本日は第4回目の受講内容をこちらに記録します。
講座の概要
- 日時 :2021年2月10日(水) 10:00-12:00
- 主催 :松本市市民活動サポートセンター
- 講師 :山田 勇 氏(NPO法人えんのわ)
- 内容 :ゼロから始める事業計画
- 時間 :2時間
1. 企画のつくり方
1) 地域・社会の課題を見つける
NPOは何かしらの課題があって、それを解決するために存在します。まずは地域の課題を見つけましょう。
たとえば、「子どもたちが自然に触れる機会が少ない」だとか、「外国人が急増してサポート体制や地元民の理解が追い付いていない」といった課題です。
2) 自分たちのことを知る
地域の課題を見つけたら、今度は自分たちに何ができるか、何をしたいのかを考えます。そのためには、まずは自分たちのことを知る必要があります。「自分たちのこと」というのは、以下のような項目です。
- 活動場所
- メンバー
- メンバーの経験
これらのことから、自分たちの強み・弱みを分析します(SWOT分析)。そうすることで、できることややりたいことが見えてきます。
同時に、地域の人々のことも考えなくてはなりません。誰がその課題を解決することを求めているのか、課題を解決したら誰が喜ぶのか、など。
このように、「自分たちのこと」を分析することによって、企画が定まっていきます。
3) 自分たちのポジションを考える
すでに同じ地域で同じような取り組みを行っている団体が存在するかもしれません。しかし、団体の目的は異なる可能性があります。たとえば同じ長野県内で環境教育を行うNPOでも、一方は都会の子どもがターゲットで、もう一方は地元の子どもがターゲット、ということもあります。
「自分たちだからできること・他の団体ではできないこと」があるから、新しく団体を作る必要があるのです。そうでなければ、NPOを作らずに既存の団体の仲間になったほうが良いかもしれません。
自分たちのポジションを明確にすることで、後々参加者も団体の活動に参加しやすくなります。
2. 準備すること
1) 仲間を集める
企画が定まったら、仲間を集めます。そのために、以下のことを明確にします。
- どんな人に仲間になってほしいか
- 何をしてほしいのか(広報、会計など)
- お金以外の報酬は何か
特に3つ目が重要です。NPOでは協力者に対して十分な報酬を支払えない場合があります。このとき、お金以外にどんなものを得ることができるかが重要です。たとえば、世の中には広報の経験を積むことを求めている人や、地域に貢献したいと思っている人もいます。このように、協力者はどんな体験報酬が得られるのかを明確にしておくと、仲間を集めやすくなります。
2) 資金源を考える
NPOの資金源は、主に以下の3つがあります。
- 事業収入
- 寄付・クラウドファンディング
- 助成金・補助金
自分たちの事業では、どの資金源が適しているかを考えて資金を集めます。
補足
もし事業収入だけで賄えそうであれば、NPOではなく会社という形態をとるのもアリです。ただ、「NPO」というとイメージ的に社会貢献したい人が集まりやすいので、資金源だけで形態を判断するのはNGです。
NPOだと寄付金が非課税になるといったメリットがある一方で、事務手続きが面倒というデメリットもあります。NPO、会社、または任意団体など、それぞれのメリット・デメリットを比較して事業形態を決めましょう。
3) 日を決める・会場を予約する
企画が定まり、仲間も集まったらいよいよ活動を始めます。イベントを行うのであれば、まずは日を決めて、会場を予約します。そうすると、その日に向けて行動せざるを得なくなります。逆に、日が定まらないといつまで経っても動き出せません。
3. 大切なこと
まずはやってみること。頭で考えてもわからないことはたくさんあります。活動を始めてみて、全然地域に受け入れられないようであれば団体を畳んだって構わないのです。
そして何よりも大切なことは、自分の想いです。何を目的として団体を始めたのか。その軸がぶれないことが大切です。
感想
全3回のNPOセミナーの中で、今回の講座がもっとも勉強になりました。どの回も有益な内容だったのですが、今回の話は今の自分に必要な内容でした。
「地域に受け入れられなければ、団体を畳んでもよい」という話を聞けたことは、特に良かったです。私がやろうと思っている事業は、地域に受け入れられない可能性が高いと思っています。そのため、実はこれまで「本当にできるのか?」と不安があったのですが、とりあえずやってみよう、と前向きに考えられるようになりました。