木曽地域農業入門講座で学んだこと~農作業安全~
2021年12月2日

はじめに
メマオアチ(こんにちは)。Adjoaです。私は今年(2021年)、「木曽地域農業入門講座」に参加して、農業を学んでいます。ここでは講座(座学編)で学んだ、農作業安全についてをまとめます。
講座の概要
- 日時 :2021年11月25日(木) 13:30-15:30
- 主催 :木曽地域就農プロジェクト推進協議会
- 内容 :農作業安全
- 場所 :長野県木曽合同庁舎地下1階
1. 農作業事故の原因
農作業事故は、必ずしも作業者の不注意が原因というわけではありません。以下のような要因があります。複数の要因が重なって発生することもあり、発生前に防ぐことができる要因もあります。
- 機械的要因 :機械や器具に関する要因
- 環境的要因 :作業環境に関する要因(天候なども含まれる)
- 人為的要因 :事故の当事者に関する要因
- 安全管理上の要因 :日頃の安全対策に関する要因
- 被災者以外の人に関する要因 :一緒に作業していた人、家畜に関する要因
2. 刈払機
よくある刈払機使用時の事故事例
- 斜面や法面での転倒
- 回転刃のキックバック
- 回転刃に当たった小石やチップの飛散
- 草むらに潜んでいたコンクリートや切り株
- エンジン不停止のまま詰まった草を取ろうとして
安全な刈取り位置
刈払機を使用する際は、左上(9~12時の方向)で刈ります。右から左の一方向で動かします。
0~3時と、6~9時の方向は「キックバックゾーン」といい、飛散物が飛んできたり、草がカバーに詰まったりするので、この部分では刈りません。
キックバックとは
キックバックとは、刈払機の右側で刈ったときに障害物にぶつかると刃が右側(作業者側)に大きく跳ねる現象です。刈刃は反時計回りに回転しているため、この現象が起こります。
キックバックが起きると、跳ねた刃で作業者や周りの人を怪我させたり、跳ねた反動で作業者が転倒して怪我をする危険性があります。
事故防止のために守るべきこと
- 取扱説明書を読む
- 保護具を身に付ける(保護眼鏡、ヘルメット、安全靴、すねあて、作業手袋)
- 肩掛けバンドを装着する・適切な長さに調節する
- 周囲に人がいないことを確認する
- 高所の枝払い等、目的外の使用はしない
- 刈る草が柔らかい場合や構造物周辺での作業では、ナイロンカッターを使用する
- 刃に草や異物が詰まったときは、エンジンを停止する、バッテリーを外す
3. トラクター
歩行用トラクターの事故事例
- トラクターのエンジンを始動し、クラッチを入れたがベルトが空回りして作動しなかったため、軍手をはめた左手で触れたところ、巻き込まれて指先を切断した。
- 地面が滑りやすくなっている雨上がり、サブソイラを装着して芯土破砕作業中に右旋回しようとしたところ、ブレーキをかけたはずの右車輪が滑ってしまい、曲がり切れずに側溝に転落した。
歩行用トラクター(耕耘機)事故の3つの特徴と対策
1) 圧倒的に多いのはバック時の事故
- バックの際、後ろの立木、格納庫の壁などに押し付けられ、首が挟まって窒息
- バック時に足下が引っかかり、躓いてそのままロータリーに巻き込まれた
【対策】後退・バックの際は必ず後方を確認する。
2) 固い土や石等でのダッシング・キックバック
- ダッシング :【対策】最初から深く耕さない
- キックバック :【対策】ロータリーと足下の位置は常に余裕を持つ
3) 車への積み下ろし時の事故
- 軽トラックに持ち上げて積み込もうとして、腰椎圧迫骨折
【対策】軽いからと言って安易に持ち上げない。積み降ろし時には確実に歩み板を固定する。
感想
私は今年初めて家庭菜園を始めた、超農業初心者です。ただ、祖父が保有していた刈払い機やトラクターが残されているため、使おうと思えばいつでも使用できる環境です。まだこれらの農業機械を使用したことはありませんが、使用する前に今回の講座を受講しておいて良かったな、と思いました。知らずに使うと、危険なことがたくさんあるということがわかったからです。
農業機械は(きちんと勉強しないと)怖いな、当分は手作業でできる規模の家庭菜園にしよう、と今回の講座を受けて思いました。