「補助金施策と活用方法セミナー」で学んだこと

はじめに
メマオアチ(こんにちは)! Adjoaです。私は2020年4月より、個人事業主として働いています。
先日(2023/01/18)、長野県よろず支援拠点による「補助金施作と活用方法ミニセミナー」に行ってきました。そこで学んだことをこちらに記録します。
補助金施作と活用方法ミニセミナー概要
- 日時 :2023年1月18日(水) 13:00-14:30
- 会場 :長野県木曽合同庁舎
- 講師 :長野県よろず支援拠点 内山先生
- 料金 :無料
補助金・助成金・給付金の違い
| 補助金 | 助成金 | 給付金 | |
|---|---|---|---|
| 資金の使い道 | 決められている | 決められている | 決められていない |
| どうすればもらえるか | 条件に合致+ 採択される必要がある | 条件に合致すれば もらえる | 条件に合致すれば もらえる |
| 例 | 小規模事業者持続化補助金 ものづくり補助金 事業再構築補助金 ※産業政策(経産省)関係が多い | 雇用調整助成金 小学校休業等対応助成金 ※雇用(厚労省)関係が多い | 持続化給付金 事業復活支援金 特別定額給付金 |
4大補助金の概要
| 事業再構築補助金 | ものづくり補助金 | IT導入補助金 | 小規模事業者持続化補助金 | |
|---|---|---|---|---|
| 補助金の目的 (趣旨) | コロナ時代への対応 新規事業への挑戦 | 生産性向上 経営革新 | IT導入による業務効率化、 売上UP | 販路拡大 WEB・広告など |
| 補助対象者 | 中堅・中小企業 コロナで売上減少 | 中小企業 | 中小企業 | 小規模事業者 |
| 補助金額・補助率 ※限度あり | 100万〜2,000万円 基本は2/3 | 100万〜1,250万円 中小:1/2、小規模:2/3 | 30万〜450万円 1/2、2/3 | 50万〜200万円 2/3、3/4 |
| 特徴 ※例外あり | 売上減少要件あり 建物増改築費OK 事前着手OK 返還ルールなし | 売上減少要件なし 建物費はNG 事前着手NG 返還ルールあり | IT導入支援事業者 (ITベンダー)と 連携申請する | 商工会、商工会議所と連携 小規模事業者のみ |
補助金申請に共通するロジック
どの補助金を申請するにしても、共通している点があります。それは、現在の状況(Before)と目指す姿(After)のギャップを埋めるために補助金を活用するということ。
補助金の申請時には、ギャップ、つまり現在の課題を埋めるための収支計画や、将来の展望(需要、市場規模など)を、いかに審査員が納得するように説明できるかがポイントとなります。
補助金申請に共通するポイント
各補助金には、公募要領が用意されています。「応募申請にかかる留意点」と「審査項目・加点項目」、つまり採点基準はそれぞれの補助金でかなり重複する内容になっています。それらをしっかりと読み、それらに沿った内容にすることが重要です。
補助金申請の第一歩
まず「誰に、何を、どうやって」「誰が、いつまでに、何をする」を明確にします。
そして、それらの理由や特徴を、図や写真を使って具体的に説明します。
さらに、補助金活用前後の変化を、経営レベル・運営レベルの両方の観点から明確に示します。
1. 小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取り組みを支援する制度です。
ポイント
「審査のポイント」が公開されていて、おそらく各ポイントで加点され、総合点で上位何名かが採択されるのではないかと考えられています(あくまで想像)。なので、申請書を書く際には、各ポイントで1点でも2点でも採れるように書くことが重要です。
先述したとおり、現在の状況と目指す姿、そしてそのギャップ(=課題)を埋めるためのアクションを具体的に示します。
2. ものづくり・商業・サービス補助金
ものづくり・商業・サービス補助金は、中小企業、小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発、試作品開発、生産プロセス改善のための設備投資を推進する制度です。
ポイント
採択率は40%ほど。応募件数が多いので、審査員が見やすい書類を作ることが大切なポイントです。
注意点
この補助金は、採択されても、計画に未達の場合にはお金を返還しないといけないので、注意が必要です。
3. 事業再構築補助金
事業再構築補助金は、Withコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するための思い切った事業再構築を支援する制度です。
ポイント
新規事業が「培ってきた強み×機会」になっていることがポイントです。
たとえば以下のようなケースです。
宿泊業からの業種転換
【コロナ前】宿泊業を営んでいたが、コロナの影響で出張や旅行の機会が減少し、利用客が激減。
↓
【コロナ後】在宅勤務者等をターゲットとして、旅館の大半をコワーキングスペースに改修し、新たに運営を行う。
小売業の業態転換
【コロナ前】アパレルショップを経営していたところ、コロナの影響で実店舗での売上が減少。
↓
【コロナ後】ECサイトや注文管理システムの構築、店頭販売からの誘導等によりネット販売を新たに開始。
不採択になりがちな例
1) 「誰に、何を、どうやって」のうち特定の記述だけが多く、他の説明が薄い、あるいは説明がない(特に実施体制が欠けがち)。
例) 商品の良さはしっかり説明されているが、「誰がそれを求めるのか」の説明が弱い。
2) 生産性向上に関する記述はたくさんあるが、経営戦略に関する記述がない、会社としての方向性が見えない。
例) 機械の導入で作業が30分短縮される。 → 浮いた30分をどう活用するのかが説明されていない。
3) そもそも何をしている会社かがわからない。 ※審査員は会社のことを知らないので、会社の説明はマスト。
4) 文字ばかりで図や表、写真がない。 → 審査員の業種・業界は千差万別。専門用語には注釈を付ける。
セミナーを受講した感想
大変勉強になりました。
私も補助金の申請をしようとして、数ヶ月前から少しずつ準備を進めていました。補助金申請は、書類の準備に結構な手間がかかります。苦労して申請をしても、不採択になってしまったらせっかくの努力が水の泡。今回は採択されるためのポイントを学ばせていただいたので、それらのポイントを押さえて書類を作成することができそうです。