北杜市の自然農園を視察しました。学んだことまとめ

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はじめに

メマオアチ(こんにちは)。Adjoaです。私は現在、長野県木曽町にて地域おこし協力隊として活動しています。卒隊後は、観光農園を運営することを目指しています。

先日(2022/06/17)、山梨県北杜市の自然農園さんを視察させていただきました。そこで学んだことをこちらに記録します。

1. 耕さない

自然農法では、極力土を動かさないことが基本です。理由は、地表に近いほうが栄養が多いからです。雑草を刈り、地表に置いておくと、朽ちていきます。朽ちた草は土に還り、地表に積み重なり、栄養となります。

自然農法では、肥料や堆肥を用いません。その代わり、栄養の多い地表付近を有効活用します。もし土を耕してしまうと、栄養分の少ない部分と混ざって、栄養分が薄まってしまいます。だから、耕さないのです。

2. 草は抜かない

草取りをする際、草は抜くのではなく、刈ります。植物には「成長点」があります。成長点よりも下で草を刈り取れば、それ以上草が成長することはありません。そして、根の部分は腐っていきます。根が微生物によって分解されると、そこに細かい隙間ができ、土が柔らかくなります。だから、草は抜かないのです。

3. 雑草は刈りすぎない

雑草は虫の居場所でもあります。雑草を刈りすぎると、虫の居場所がなくなってしまいます。そうすると、虫は作物にやってきます。なので、ある程度雑草を残しておくことで、虫から作物を守ります。

ある程度雑草も残す

4. 土は露出させない

自然農法では、ほとんど水やりをしません。その代わり、土が乾かないように工夫しなくてはなりません。

土が直射日光に晒されないように刈った草を土の上に被せておきます。そうすることで、土は保湿されます。

刈った草を土に被せて保湿

5. 作物の枯れ木を支柱にする

前のシーズンに育てた作物の枯れ木は抜かずに、そのままの状態にしておきます。そして翌シーズン、それを支柱として活用します。

たとえば、スナップエンドウなどのつる性の作物を枯れ木のすぐ側で育て、枯れ木を支柱やネットの代わりにして、つるを絡ませます。

作物の枯れ木を支柱に

6. 支柱・防獣柵も自然素材で

支柱や防獣柵も自然素材を使います。視察した農園では、主に竹を用いていました。

自然素材の支柱

感想

驚きました。いわゆる従来の農法との違いに。

まず、耕さなくても作物が育てられるということが衝撃でした。そんなことができるのか、と。でも、植物の根を抜かないとか、栄養分の多い地表付近に種まきをすれば良い、といった方法を聞くと、確かに自然の力に任せることは理にかなっているように思えてきました。農業で稼ぐことが目的ではなく、家庭のためだけの作物栽培なら、自然農法でも十分だな、と思いました。

そして何よりも、景観が美しいことに気づきました。自然農法の畑では、人工的なビニールマルチや、イボ竹は使用していません。だから、農園がとても自然な姿なのです。農園に立っていると、本当に自然の中にいるような気分になります。自然農法の畑を見た後に一般的な畑を見ると、違和感を覚えました。

自分も観光農園を目指すのなら、こんな景観の美しい農園を作りたい。そう思った今回の視察でした。

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