木曽地域農業入門講座で学んだこと〜野生動物対策〜

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はじめに

メマオアチ(こんにちは)。Adjoaです。私は今年(2021年)、「木曽地域農業入門講座」に参加して、農業を学んでいます。ここでは講座(座学編)で学んだ、野生動物対策についてをまとめます。

講座の概要

  • 日時 :2021年11月25日(木) 13:30-15:30
  • 主催 :木曽地域就農プロジェクト推進協議会
  • 内容 :野生動物による農業被害を考えるための基礎知識
  • 場所 :長野県木曽合同庁舎地下1階

1. 木曽地域で農業被害を与える野生動物

木曽地域で問題となっている野生生物は、以下の7種類です。

  • クマ
  • カモシカ
  • サル
  • イノシシ
  • シカ
  • ハクビシン
  • キツネ

2. 動物の行動パターン

1) 決まった範囲で暮らす動物

  • サル
  • カモシカ

2) 季節の食べ物に応じて場所を変える動物

  • クマ
  • イノシシ
  • シカ

3) 巣を持って子育てする動物

  • キツネ
  • ハクビシン
  • タヌキ
  • アナグマ
  • アライグマ

4) 単独と子連れで動く動物

  • クマ
  • イノシシ
  • キツネ
  • タヌキ

5) 単独またはつがいで動く動物

  • カモシカ

6) 単独で動く動物

  • ハクビシン
  • アライグマ

3. 動物の活動時間

1) 太陽が出ている間活動する動物

  • ニホンザル

2) 夜を中心に活動する動物

  • ハクビシン
  • キツネ
  • タヌキ
  • アライグマ
  • アナグマ

3) 一日中動いて食べて休んでを繰り返す

  • シカ
  • イノシシ
  • カモシカ

4) 夕方〜明け方を中心に活動する

  • ツキノワグマ

4. ニホンザルの特徴

行動

  • オス・メス・子どもを含んだ群れで生活する
  • 群れごとに一定の行動域で生活する
  • 農作物を食べているサルほど栄養状態がよく、繁殖しやすい
  • オスはオトナになると、群れを出る(ハナレザル)
  • メスは群れを離れることはない
  • 群れの中心は群れから離れないメスザルたち
  • オスはガードマン役

「サルは賢い」は本当か?

よく、サルは賢いと言いますが本当でしょうか。

サルは、同じ構造の柵でも、場所が変われば侵入することができません。つまり、記憶の応用ができないのです。そのためサルは、いつも同じ場所・同じ方法で侵入します。食べ物の場所は覚えています。しかも、一旦農作物の味を覚える

最初に侵入するときは、トライ&エラーの繰り返しです。サルは中が見えない場合は怖がるので、侵入を嫌がります。ただしサルは木に登ることができるため、木に登って中を確認できる構造の場合は侵入される可能性があります。

サルは死を理解しません。他のサルが死んでも、動かなくなったことしかわからないため、一頭のサルを殺して見せしめにしても効果はありません。ただし、攻撃してくる人と、攻撃しない人は見分けます。怖い場所も覚えています。

運動能力

野生動物による農作物の被害対策を考えるためには、彼らの運動能力を知っておくことが大切です。

  • 足は人よりも速い
  • 木に登り、電線も渡ることができる
  • 人が移動できない急斜面も移動できる
  • 前足で物をつかんで歩くことができる
  • 2mくらいはその場でジャンプできる
  • 20cmの隙間なら通過できる
  • オーバースローで物を投げることは難しい
  • 持ち上げることは苦手

5. イノシシの特徴

行動

  • 森林から農地周辺を利用する
  • メスと子どもが群れを作り、オスは単独生活
  • 一夫多妻(ハーレムは作らない)
  • 雑食性で、植物のほかに小動物(ミミズなど)も食べる
  • 本来は昼行性だが、人のいない時間帯を狙って夜に行動することも多い
  • 移動と定住を繰り返す(定住面積:10〜100ha、移動期間:数日〜数週間、移動距離:数km)
  • 世代交代が早く、捕っても個体数が減らない(捕獲圧に強い)

運動能力

  • 1.2mの高さなら助走なしでも飛び越える
  • 20cmの隙間でも通過できる
  • 60kgの石も鼻先で動かす
  • イヌと同等以上の鋭い嗅覚を持つ
  • 物覚えが良い(食物のある場所を覚えている)

6. 動物とのトラブルを減らすために

日頃から気を付けること

  • 農作物に近づけない
  • 農作物を食べさせない
  • 農地に入らせない
  • 動物を増やさない
  • 動物に不用意に遭わない

必要なこと

  • 種ごとの生態、能力、被害形態、対策手法などを知る
  • 被害に遭ったら、どんな動物がどんな方法(上から、横から、etc)で侵入したのかを見分けてから対策する

感想

私は今年から家庭菜園を始めました。今年はまったく野生動物の被害に遭いませんでした。菜園の周りに高さ1m程度のネットを張り巡らせていたので、てっきりそれの効果かと思っていました。ですが今回の講座を受けて、それはネットの効果ではなく、「まだ動物に見つかっていない」だけだった、ということがわかりました。

私の菜園のすぐ側でイノシシが穴を掘った後を見かけたこともあるし、サルが歩いているのを見たこともあります。これらの動物は2mくらいの高さならジャンプできるということだったので、もしも私の菜園が彼らに見つかってしまったら、高さ1m程度のネットでは侵入を防ぎきれそうにありません。

被害に遭ってしまったら対策をすれば良いと思っていましたが、一度作物が見つかると覚えられてしまうということなので、見つからないようにマルチやビニールシート等の中が見えないもので周りを囲おうかな、と思いました。

Adjoaの家庭菜園

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